2012年07月03日
してやったりのテンカラ!!
雨が降り出し、増水が始まるところを狙いに温泉地帯までテンカラです。
朝八時の温泉地帯は少し太陽が・・・風は無いけど太陽はどっかいけ!と・・・。今日ばかりは数日前の雨で増水している温泉地帯の本流、少し雨が降り出しさらに増水するのを狙い澄ましたのでした。はたして、予感的中というか増水の本流はスリムウェーダーで来るべきでした。いつものウェーダーでは短足の自分の股上まで入ると、水圧で流れそうになります。そしてど芯とど芯の真ん中にできた、ほんの少しだけ流れが遅いところに毛鉤を打ち込み、少し沈めて流します。大石の前で毛鉤をふわっと浮き上がらせると・・・合わせてもガツン、ぐるぐる!!強い流れにのって一気に下るヤマメは、アベレージで24から25cm。見事な体高の本流ヤマメの走りに、ついて下るのがやっと。途中急に深いところでこけそうになるし、流れそうになるし大変な運動会です。このヤマメは30cmちょうどの一応尺ヤマメ。竿がすぐにたたないで見事に絞り込まれて曲がる本流テンカラ竿。パワーは申し分なく少し強引に流れの芯をくぐらせ、弱い流れの浅瀬に誘導します。 それにしても癖になりやめられないテンカラです。
結果、雨が降るとさらに増水。堰堤上では尺を筆頭に5本が24から28cmのヤマメ。きれいなヤマメばかりでした。そしてこの場所、キャッチ&リリース区間。魚はかなりいます!!流れに立ちこむと足元から大きなヤマメが何匹も逃げて行くほどです。そう、恐るべし温泉河川の底力。一昨年の夏、某釣り雑誌の大物特集・・・みごとに空振りの屈辱を、今日晴らした気分です。この場所では、34cmのアマゴ(放流のだけど)を筆頭に尺が2本。そして28cmがたくさん。20cmくらいのヤマメは4匹くらいか・・・ とにかくいつも竿がすっと起こせるサイズは数える程でした。とにかく太い流れにのって走りまくりです。34cmのは荒瀬のなかでかけたのでこれはもう大変。正直40cm以上のがかかったと思いました。さすがにハリスは切れないので竿がのされないように運動会。やっぱり温泉河川はでかいヤマメがたくさんいるのです。そう、腕じゃなく条件!! 今日はちゃんと予想的中。たぶん今年はこれでこんな良い思いは終了か・・・
唯一贅沢をいうなら、これがアマゴすなわち完全に放流というのが気に入らないのです。他のはすべてきれいなヤマメでした。しかしどれを釣っても、ここの本流は流れも太いから増水すればさらに魚は一気に走ります。好条件で思いっきり良い思いです。まさか尺を3本と泣き尺ちかいのがガンガン引いていくのですからたまりません。そういえば、すごい引きのヤマメが・・・・完全に最大級かと錯覚し、時間をかけて取り込むと、スレでかかった26cmほどのヤマメでした。さすがにこの大きさのデブヤマメをスレで荒瀬のなかでかけると・・・・こんな経験は初めてでした。きっといつものような餌釣りだと、バンバン糸を切られていたんだろうな~と思える今日の温泉河川でした。結局さらに雨脚が強くなり、増水も一気に増えだしたので撤収したしだいです。いや~ ひさびさに”♪鼻高々~♪鼻高々~”という昔耳にしたフレーズ(古っつ)が頭をぐるぐる回っています。たぶん、次回のテンカラで田舎の天狗の鼻は、すぐに根元からボキッと折れるのは目に見えています。
