春。チョイノリ城跡めぐり

テンカライダー

2010年02月23日 17:43

ポカポカなのでガソリンを入れながら、ついでにチョイノリ・・・

 ぐる~っと走ってきた。革ジャンでさほど着込まなくても寒くない。むしろちょっと汗ばむくらいだった。牛伏寺断層の上で松本平を一望すると、春の日差しで汗ばむ程。そして、以前にもまして遺構がはっきりと整備されている熊井城跡の横から眺めると、この城跡の規模の凄さに関心してしまった。ん~ん。やっぱりこの手の城跡の遺構としては、大きな砦だったと思います。そういえば、もののけ姫の中に”だいだらぼっち”だ出てきたそして山の砦と言うか城も出てきた。ここから眺める城跡、砦と背後に見える高ボッチ山。もののけ姫の場所じゃないかと、空想してみた。いい眺めと春の陽気。釣りには行きませんでした。

 熊井城跡の案内と後ろにに三の丸?そして背後に高ボッチ山です。ここはもともと小笠原氏が統治していたのですが、武田軍の攻撃で小笠原氏は退却。武田信玄が鍬立てしたそうです。石垣の遺構はありません。空堀と幾重にも重ねた急な土塁が特徴です。ここを下から攻める事は困難であったと想像できます。かなり急な土塁です。おそらくここは柵と少し建物があった程度との事です。 こんな遺構はきちんと保護して行くべきだと思いますね。



 こちらが最大の土塁。本丸という感じでしょうかね・・・ この上部は一部が盛り土されて、そこに建物があったのでは無いかと言う事らしいです。入り口はこの写真の丁度反対側で、大手となっています。大手の入り口はちゃんと鍵の手に作られて、馬をつなぐ場所もあり直進して進入できないような構造です。大手側で攻撃を受けるように作られているのです。写真右手の斜面の方向が、退却路でもあり補給路でもあった様子。水は沢から引き込んで飲料水として使える構造です。 ブームだけでなくきちんと保存して後世に伝えて行って欲しい遺構です。

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